第1回 グリーフ(悲嘆)ってなに?
日時:2022年9月11日(日) 13:30〜15:00
講師:川原 初代
当日の様子
当日の資料
第2回 コラージュワーク
切り貼り絵で癒し体験
日時:2022年10月16日(日) 13:30〜15:00
講師:梅澤 愛子(臨床心理士)
第2回は、「コラージュ」制作のワークを体験していただきました。これは、台紙に心惹かれる写真等を雑誌等から自由に切り貼りすることで、自身の内面が表現されるというものです。
参加者の皆さまは、和やかな雰囲気の中、雑誌等から心惹かれる素材を探し、切り貼りしながら、それぞれかけがえのない作品を制作されました。その後分かち合いの時間を持ち、作られた感想や込められた思いをご紹介くださいました。
対象喪失の悲嘆の中、生活や心が、状況に適応していくための過程では、少しずつ思いを言葉にし、自分の人生物語を紡ぐことが大切であると言われています。しかし一方、言葉にできないことや、言葉にならないこともあります。
コラージュ制作の有用性として、言葉では表せないことをイメージで表現できること、コラージュ制作を通して新たな言葉が出てくること、作るという表現行為そのものが癒しになること、などが挙げられます。そしてそこには、よい聴き手の存在があることも大切です。
ただし、望まないのに制作を促すことは避けるべきでしょう。あくまでも自分に合った方法とペースで、安全な環境の中で行われることが留意される必要があります。
【参考文献】
トーマス・アティッグ(1998)『死別の悲しみに向き合う』、大月書店
水野治太郎他(2017)『ナラティヴ・アプローチによるグリーフケアの理論と実際 人生の「語り直し」を支援する』、金子書房
森谷寛之(2012)『コラージュ療法実践の手引き』、金剛出版
河合隼雄 小川洋子(2011)『生きるとは、自分の物語をつくること』、新潮文庫
やまだようこ(2007)『喪失の語り』、新曜社
山本力(2014)『喪失と悲嘆の心理臨床学―様態モデルとモーニングワーク』、誠信書房
ロレイン・ヘツキ(2019)『手作りの悲嘆: 死別について語るとき〈私たち〉が語ること』、(北大路書房)
日本コラージュ療法学会ホームページ http://www.kinjo-u.ac.jp/collage/index.html
当日の様子
第3回 対人ストレスに強くなる
こころとからだのセルフケア
日時:2022年11月20日(日) 13:30〜15:00
講師:木村 直子